いやするかもわからんじゃん
そんときになってみないとわからないよ

例えば？

右京さんがよく言ってるイメージ
これほど頭の良い人がそんなミスをするでしょうか？とか

ただの可能性の話
それで犯人を追い込んで自白させたら勝ち

コナンも先入観での決め付けがひどい

これから自殺する人間がカレーを仕込むだろうか ← わかる
これから自殺する人間が病院の予約をするだろうか ← わかる
これから自殺する人間がわざわざ化粧するだろうか ← 女性なら普通にありだろ

犯人に聞かせてんだよ
そして反応を見る

トイレの便座も似たようなもので
金田一の話をするとよく「それだけで決めつけるとかおかしいだろ！」って
揚げ足取りとして挙げる人がいるんだけど
「もしそうだと仮定して考えてみたら」という
判断材料にするだけで別に証拠にはしてないような

証拠として提示するんだとしたらどうかと思うが
怪しいと思うきっかけとしては別にいいんじゃないか

エラリー・クイーンだっけかな
「これから死のうとする人間の最期の瞬間に
頭に浮かんだ思いなど誰に分かるだろうか」
みたいなこと言ってたの

証拠として成り立たないって言ってるんじゃなくてさ
俺は人間ってのはもっと予測不可能で多様性のあるものだっていう話をしたいの

だからあくまで可能性の問題だよ
多様性があるというならＡと考えることもできるしＢという考え方もできて
金田一は「みんなは疑うこと無くＡだと考えてるけど
Ｂということは考えられないか？」と別の見解も含めて考えてるだけで

いやたぶん金田一もそう思ってるよ
思った上で手がかりとして違和感を探してるんだろ

可能性の提案という話ならわかるんだが
周りが「た…確かに！」とかもっともな反応しちゃうとなんか癪に障るよな

そういう疑いを持つきっかけとは別に
決定的な証拠も用意してるんだし全然気にならん

金田一より古畑じゃないのこういうこと言う人

三成は「水が飲みたい」と言った。
周りの衛兵は「水はない。柿ならあるぞ。」と
近くの木から柿をとって三成に与えたが、
三成は、「柿を食うと痰が出るので嫌だ」と断った。
衛兵たちは「これから死ぬ人間が痰の心配をしてどうする」と笑ったが、
三成は「下郎。英雄とはどんな境遇に陥ろうとも、
生き延びる望みを捨てぬ。だから儂は痰を嫌うのだ」と言い放った。